短鎖脂肪酸とは何?ダイエットとの関係と肥満を防ぐメカニズムに迫る

ダイエットの基礎知識
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みぽまる
みぽまる

こんにちは!
ズボラおばさんのみぽまるです。

 

最近のブログでは、
短鎖脂肪酸を主成分として配合する
サプリメントのレビュー記事を記載してきました。

 

得られた情報といえば、
身体の中にある脂肪便は、
誰でも5kg以上は溜め込んでいて
1週間で5kg以上も痩せてしまうという
実際にはありえない極端な情報ばかり。

 

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ツッコミどころ満載の宣伝サイトのおかげで
短鎖脂肪酸である酪酸菌に興味を持ち
知識を深めることができました。

 

そして、こんなにも多く
短鎖脂肪酸のサプリメントが存在することは
何らかのダイエットにおける効果が
裏付けされているはずです。

 

そこで今回のブログでは
短鎖脂肪酸とは何か、ダイエットとの関係と
肥満を防ぐメカニズムに迫っています。

 

短鎖脂肪酸とは、
どんな機能や効果が期待できるのか
わかりやすく解説していますので、
ぜひ最後までご覧くださいませ。

 

短鎖脂肪酸とは?

乳製品

短鎖脂肪酸とは、
炭素(C)数が6個以下の脂肪酸です。

 


引用元:短鎖脂肪酸の生理的作用 | 高橋医院 (hatchobori.jp)

※炭素は(C)です。

 

炭素数が7~11個を”中鎖脂肪酸”、
12個以上を“長鎖脂肪酸”と呼びます。

 

脂肪酸といえば、
中性脂肪が分解されたもので
油脂(あぶら)の構成成分です。

 

鎖の数が短いほど
脂の性質は失われており
すぐに分解され水に溶けてしまう
性質を持っています。

 

そして酸が水と混ざることで
強いにおいが発生します。

 

短鎖脂肪酸を多く含んでいるのは
牛乳や乳製品くらいです。

 

食事から取り入れても
血液中で分解されてしまうため
外から取り入れるのではありません。

 

消化しきれなかった食物繊維から
腸内細菌が持つ酵素の働き(発酵)
により産生されます。

 

腸内細菌は、腸内に食べ物がある間
ずっと短鎖脂肪酸を出し続けてくれますので
効果が長続きします。

 

人の腸内細菌が作る短鎖脂肪酸は
酢酸、プロピオン酸、酪酸などで、
それを作る腸内細菌の代表がバクテロイデスです。

 

酢酸はダイエット効果が期待できる

お酢

酢酸といえば、「お酢」ですよね。

 

短鎖脂肪酸のうち、
最もダイエット効果が
期待できるのが酢酸です。

 

酢酸はアルコールに酢酸菌を
作用させることでできる有機酸です。

 

酪酸は大腸バリアを改善

バター

酪酸は大腸のバリア機能を改善します。

 

大腸のバリア機能に必要な
粘液の分泌を促したり、
大腸のエネルギー源になり、
腸が正常な働きを維持したりしています。

 

酪酸には腸のぜん動運動を促す作用もあり、
スムーズなお通じもサポートします。

 

酪酸という名前の由来は、
バターを意味する「butyrum(ラテン語)」から
酪酸「butyric acid」と呼ばれるようなりました。

 

プロピオン酸は食欲を抑制

食欲抑制

プロピオン酸は洋菓子やパン、
家畜飼料、人工香料などに
保存料として添加されています。

 

プロピオン酸は
食欲を抑える働きがあります。

 

腸管ホルモンを分泌し、
脳に作用して食欲を抑え、
満腹感を持続させて
過食を防ぐことが知られています。

 

短鎖脂肪酸とダイエットの関係

腸内フローラ

短鎖脂肪酸は、
腸内細菌がつくる有機酸の総称です。

 

腸の中には細菌が棲みついており、
その数は100兆以上とも言われています。

 

たくさん食べていても太りにくい人、
あまり食べないのに太ってしまう人、
この謎や違いはどこにあるのでしょうか。

 

実は「腸内フローラ」に違いによるものだと
研究の成果により明らかになってきました。

 

腸内細菌がつくる短鎖脂肪酸と
ダイエットの関係について
詳しく調べてみました。

 

腸内フローラの乱れが肥満の原因

世界的な科学雑誌「Science」に
腸内フローラの乱れが肥満の原因になる
という研究が掲載されました。
(2013年9月6日)

 

出典:https://science.sciencemag.org/content/341/6150

 

この論文を発表したのは
ワシントン大学のジェフリー・ゴードン教授です。

 

これまでに、
痩せている人と肥満の人では、
腸内フローラが違うということは
明らかになっていました。

 

腸内フローラの違いは、
肥満となる「原因」になるのか、
肥満となったの「結果」なのか、
どちらなのか分かっていませんでした。

 

因果性を問う「卵が先か、鶏が先か」の
鶏卵論争のようですね。

 

しかし、今回の研究では、
腸内フローラの乱れが
肥満の「原因」となることを
科学的に証明されたのです。

 

肥満を防ぐ腸内細菌「痩せ菌」がいるのは事実

肥満を防ぐ腸内細菌がいるのは、事実です。

 

世間では、通称「痩せ菌」と
呼ばれるようになりました。

 

「痩せ菌」「デブ菌」という言葉が
流行するようになった背景には、
マウスを用いた実験があります。

 

マウス実験

 

前述のワシントン大学の
ジェフリー・ゴードン教授の実験です。

 

腸内細菌が全くいない無菌マウスの
それぞれに、太った人の腸内細菌と、
痩せている人の腸内細菌を移植します。

 

およそ1ヶ月間、
同じエサの量と運動量で育てると…

 

太った人の腸内細菌をもらったマウスは
脂肪が増え太るという結果が出たのです。

 

同じ食事、同じ運動量でも
腸内フローラしだいで
太ってしまうことが判明しました。

 

何度も繰り返して実験しても、結果は同じ。

 

つまり、腸内フローラの乱れにより
太った人の腸内環境になることが原因で
肥満になることが証明されたのです。

 

世間で呼ばれている「痩せ菌」とは、
ぐんぐん痩せさせる菌であると
誤解して考えてしまいがちです。

 

しかし、「痩せ菌」とは、あくまでも
肥満を防ぐ腸内細菌でありますので
理想通りに痩せていくと誤解しないよう、
お願いいたしますね。

 

何事も解釈次第ですが、
「痩せ菌」が少ないと
太りやすくなってしまうと
考えておくのが良いでしょう。

 

バクテロイデスの数が少ないと太る

腸内細菌

肥満体質の人の腸内フローラには
主に「バクテロイデス」という
グループに属する数種類の菌の数が
極めて少ないということもわかりました。

 

肥満フローラには、
肥満へと導く菌がいるのではなく、
肥満を防ぐ菌があまりいないことが
太る原因だったのです。

 

なんと、
「バクテロイデス」という細菌たちを
外部から与えてみると、
肥満体質が改善されることまでも
分かったのです。

 

肥満ぎみで痩せられないと
長年悩んでいる方には朗報ですね。

 

腸内細菌が作る短鎖脂肪酸が肥満を防ぐ

皮下脂肪

腸内細菌が作る「短鎖脂肪酸」が
肥満を防ぐということまでも分かってきています。

 

腸内細菌には様々な役割があり、
バクテロイデスは
脂肪の吸収を抑えながら脂肪を
燃焼させる短鎖脂肪酸を作ります。

 

短鎖脂肪酸は
バクテロイデスだけでなく、
酪酸菌やビフィズス菌も作ることができます。

 

太っている人が
痩せやすい環境を作るためには、
腸内細菌のバランスも
多様性に富んだ環境にする必要が
ありそうですね。

 

短鎖脂肪酸が肥満を防ぐメカニズム

短鎖脂肪酸が肥満を防ぐメカニズムには、
脂肪の蓄積を抑え、消費を増やすという
2つの作用があります。

 

どうして丸みを帯びた体になるかというと
肥満細胞が、内部に脂肪の粒を蓄え
肥大化することで起こります。

 

脂肪細胞は血液中の栄養分を取り込んで
エネルギーを蓄えておくのが役目です。

 

ここで、栄養分の取り込みに
ブレーキをかけてくれるのが短鎖脂肪酸です。

 

短鎖脂肪酸は、食べ物をエサにして
バクテロイデスなどの腸内細菌が
分解することで作られます。

 

短鎖脂肪酸は、腸から吸収され
血液中に入り全身をめぐり、
脂肪細胞や交感神経へたどり着きます。

 

脂肪細胞で脂肪の蓄積をストップ

脂肪

脂肪細胞には、短鎖脂肪細胞を
感知する受容体(センサー)が
ついています。

 

このセンサーが短鎖脂肪酸を感知し、
細胞が栄養分を取り込むのをストップさせます。

 

この仕組みにより、
脂肪を過剰に蓄積するのを防いでいます。

 

交感神経で全身の代謝を活発化

交感神経

 

交感神経にも、短鎖脂肪細胞を
感知する受容体がついており、
全身の代謝を活発化します。

 

 

すると、
心拍数の増加や体温上昇が起こり
余分な栄養分を燃やして消費させてくれるのです。

 

つまり、短鎖脂肪酸は
脂肪細胞の暴走を止める
ブレーキの役割をしています。

 

脂肪の蓄積を抑え、消費を増やす
という2つの作用から
肥満を防いでくれているのですね。

 

腸内の短鎖脂肪酸を増やす方法

太りやすく痩せにくくてお悩みの方は
腸内の短鎖脂肪酸を増やす方法で
肥満を防ぐことができる可能性があります。

 

短鎖脂肪酸を効率的に増やせるよう
腸内環境を整えてあげましょう。

腸内細菌にエサ(食物繊維)をあげよう

食物繊維

バクテロイデスなどは
食物繊維をエサとして分解し
発酵して短鎖脂肪酸を作っています。

 

そのため、腸内細菌に
食物繊維などのエサをあげましょう。

 

人間はほとんどの食物繊維を
消化酵素で消化できませんので、
腸内細菌に頼るしかありません。

 

野菜などの食物繊維を多く食べると
腸内細菌たちが喜んでくれると思って
ペットを飼うような気持で
腸活ができたら楽しいですよね。

 

大好きなエサは水溶性食物繊維

食物繊維には、
水に溶けない不溶性食物繊維と、
水に溶ける水溶性食物繊維に
2種類に分けられます。

 

食物繊維の中でも
大好きなエサは水溶性食物繊維です。

 

腸内細菌にとって
水溶性食物繊維の方が分解しやすいため
エサになりやすいためです。

 

・大豆や大麦、ライ麦
・らっきょう、エシャロット、にんにく、ごぼうなどの野菜類
・キウイフルーツ、パパイヤなどの果物類
・わかめ、こんぶなどの海藻類

 

これらの食品にこだわらず
バランスよく食べることが大事です。

 

まとめ

今回のブログでは、
短鎖脂肪酸とは何かをご紹介し、
ダイエットとの関係と
肥満を防ぐメカニズムに迫ってみました。

 

短鎖脂肪酸には、
脂肪の蓄積を抑え、消費を増やすという
2つの作用から肥満防ぐ効果があります。

 

手っ取り早くお酢などを
飲んだらたらよいのでは?と
考えがちですが、胃などの
消化酵素によって分解されるため
血中濃度が保てません。

 

短鎖脂肪酸は
腸内細菌に作ってもらうのが
一番良いことがお分かりいただけたかと思います。

 

腸内フローラについては
世界中で研究が進められていますが
まだわからないことも多くあります。

 

未知の秘められたパワーが
あるかもしれませんので
腸内環境を整えながら、
これからも注目していきたいと思います。

 

以上、みぽまるでした。

 

最後までお読みくださり、
ありがとうございました。

 

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以上、
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